H27構造12(2級建築士学科試験問題)
木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. 引張材の端部接合部において、加力方向に釘を一列に10本以上並べて打ち付ける場合、釘接合部の許容せん断耐力を低減する。
2. 釘を用いた木材と木材の一面せん断接合において、有効主材厚は釘径の9倍以上とし、側材厚は釘径の6倍以上とする。
3. ラグスクリューを木口に打ち込んだ場合の許容せん断耐力は、側面打ちの場合の値と同じである。
4. メタルプレートコネクター接合において、プレート圧入時の木材は、気乾状態である必要がある。
5. 木ねじ接合において、ねじ切れやねじ山の損傷防止のために、ねじ部に潤滑油を用いてもよい。
ラグスクリューボルト
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メタルプレートコネクター接合
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木ねじ
頭部側にねじが切られていない円筒部と、先端部が木材にねじ込むのに適した尖った鋭角な先端形状を持つねじ部からなり、下穴なしで木材に容易にねじ込むことも可能ではあるが、木材の割れを防ぐためには下穴をあけた方が好ましい。
(正解)3
木口に打ち込んだ場合の許容せん断耐力は、側面打ちの場合の2/3とする。
木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. 引張材の端部接合部において、加力方向に釘を一列に10本以上並べて打ち付ける場合、釘接合部の許容せん断耐力を低減する。
2. 釘を用いた木材と木材の一面せん断接合において、有効主材厚は釘径の9倍以上とし、側材厚は釘径の6倍以上とする。
3. ラグスクリューを木口に打ち込んだ場合の許容せん断耐力は、側面打ちの場合の値と同じである。
4. メタルプレートコネクター接合において、プレート圧入時の木材は、気乾状態である必要がある。
5. 木ねじ接合において、ねじ切れやねじ山の損傷防止のために、ねじ部に潤滑油を用いてもよい。
ラグスクリューボルト


メタルプレートコネクター接合

木ねじ
頭部側にねじが切られていない円筒部と、先端部が木材にねじ込むのに適した尖った鋭角な先端形状を持つねじ部からなり、下穴なしで木材に容易にねじ込むことも可能ではあるが、木材の割れを防ぐためには下穴をあけた方が好ましい。
(正解)3
木口に打ち込んだ場合の許容せん断耐力は、側面打ちの場合の2/3とする。